特許とグローバルスタンダード

ジャストシステムが逆転勝訴 「一太郎」アイコン訴訟というニュースがありました。侵害したといわれる特許は、?アイコンをクリックしておくと、コマンドの部分にポイントすると機能の説明がバルーン表示される「ヘルプモード」機能の部分です。他のソフトでもよく見かける機能です。
一審では松下電器産業がジャストシステムに勝訴しました。これには本当に驚きでした。どう考えてもこの特許は、『誰もが容易に考えられる既存の技術』としか思えなかったからです。その後、両者の不買運動が起こったのはご承知のとおりです。訴えたの松下側もかなりのイメージダウンだったのではないでしょうか。
ユーザーインタフェースで思い出すのは、Windowsです。Windowsが市場に出てきた頃、MAC(Apple)やTOWNS(富士通)を使っていた人は、既存のインタフェースに良く似ていると思っていた人も多いと思います。しかし今では、OSと言えばWindowsで、そのOSが多くのユーザーが本格的にパソコンを利用するきっかけになったわけです。MACを開発していた人は、Windowsの登場をどのように考えていたかを是非聞きたいところです。(ある話によると真似されたことを誇りに思っている技術者もいると聞いています。)インターネット(TCP/IP)が今のようにグローバルスタンダードになったのもオープンという発想があったからこそです。新しい製品を開発するには、巨額な費用が必要です。その意味で特許というのは、技術者や開発企業を守る欠かせない知的所有権ですが、今回のような無意味な特許や数だけを競い合う特許は、止めてほしいと思います。

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