行き過ぎたマーケティングの行く末

三菱自動車の燃費不正問題により三菱自動車以外の車に乗られてる方もカタログ燃費と実燃費の乖離率の違いを思い起こした方が大勢いると思います。

私自身も、カタログ燃費と実燃費の違いについては以前から気になっていました。
10・15モード からJC08モードの燃費表示に変わったときにわかりやすくなるかなと期待していましたが、その後購入した車も以前とあまり変わらなかったという思いがありました。

消費者の本音は、不正した三菱自動車に限らず、もっと各社が実燃費に近い統一された機関で測定された値の公表を望んでいるはずです。

他社よりも有利に自社製品やサービスを販売したいということは理解できますが、行き過ぎるとあえて消費者にはわかりにくい数値を持ち出して比較対象に利用するということが行われています。

携帯キャリアのわかりにくい料金。消費者は最終的にトータル料金の情報が欲しいわけですが、割引額やサービスされるデータ量だけが大きく宣伝されているのを見かけます。
たしかにトータル料金はサービスの契約条件によって変わるため簡単に表示できないと思いますが、それでは、割引額やサービスされるデータ量は?
ほとんどの場合、最も高い料金プラン加入時です。
下の方に読みにくいほどの小さな文字で注意書きがあったり、詳細条件は、電話で問い合わせを促す文面があり、決して間違いではありません。中には条件を読まない方や意味が理解できない方もいるでしょうし、関係ないオプションに加入させられ料金が高くなる方もいます。

この手法が本当に消費者から受け入れられるか疑問に思います。

三菱自動車の燃費不正問題ですが、消費者からすると三菱自動車が予想以上に叩かれている気がします。
叩かれている理由は、触れてはいけない「パンドラの箱」を開けてしまったからではないでしょうか?

インターネットが普及している今、今回の問題が発生した後、メーカーがあまり触れて欲しくなかった所有車のカタログ燃費と実燃費の乖離率、海外の規格や測定方法、日本車の海外のカタログ燃費値を調べた方もいらっしゃると思います。

この問題は非常にデリケートな問題を含んでいます。メディアを支えている広告主に悪影響が出る場合、メディアはこの問題にあまり触れたくないはずです。
過度の広告競争により、企業の不正を産み、業界や経済全体に影響を及ぼすという構図も予想されます。

企業のコンプライアンス、特に広告のあり方、メディアの対応が問われている重大問題だと思います。JAROのCMを久しぶりに観ました。JAROは、大手広告主やメディアが出資している団体ということを最近まで知りませんでした。知っていればこの団体の存在意味が理解できます。インターネットで消費者の意見は共有可能です。わざわざ広告主やメディアに意見や個人情報を知らせる必要はないかと思っています。

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