朝日新聞によると、今回の東京五輪で最も印象に残った競技が「卓球」という記事があり驚きました。
子供の頃卓球を少しやっていましたが、その頃はマイナーでどこか暗いスポーツというイメージがあったような気がします。
たしかに、昔は男の子のあこがれのスポーツと言えば「野球」で将来プロ野球選手になりたい子が多かったと思います。野球部と卓球部の予算があまりにも違うので先生にクレームを入れたことがあります。(恥)
卓球がここまで興味深いスポーツになったのは日本人選手の活躍とルールの変更だと思います。ルールについては、当時は21点制でサーブ権も5本交代でした。ピン球も直径38mmから40mmに変更なりラリーが続きやすくなった点が挙げられると思います。ユニフォームもずいぶん華やかになり暗い雰囲気も一掃されました。最近、ラージボールを始めたのですが、現在の公式とほぼ同様のルールで、さらにピン球がオレンジ色で44mmと軽くなっていたため最初は浦島太郎状態でした。でも、そのルールのおかげで誰でも行えるスポーツになっている気がします。
卓球だけでなく、バレーボールのラリーポイント制、柔道の勝敗を決める「有効」「効果」がなくなっていたり、野球延長時のタイブレーク方式・・・五輪を長年観ていると他の競技も進化しているのがわかります。
今eスポーツ(エレクトロニック スポーツ)が注目されています。自分も古くは、初期のテニスゲームに高校の修学旅行で友人とはまった記憶があります。社会人になっても寮でAppleIIを持っている同僚の部屋に押しかけ、陸上のゲームを行い楽しんでいました。その頃に比べればゲームも電子機器も劇的に進化していますが、個人的にはいくら進化してもスポーツという分野とは全く別次元のものという感覚があります。
ただ、子供の頃、今回の東京五輪に登場したスケボーやBMX(マウンテンバイク)、スポーツクライミングが競技種目になるとは思いもよりませんでしたから、eスポーツも今の五輪と同様、世界中に注目される種目で、盛り上がる時代が必ず訪れると思います。今の五輪のように一部の組織が儲かる仕組みだけは勘弁してもらいたいところです。