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村井先生の講演

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10月22日にインターネットの父と呼ばれている村井純先生の講演会に行って来ました。
「広島IT総合展2015」の開催イベントとして行われ、最近のインターネットの貴重な情報を拝聴させていただきました。

ヨーロッパからから帰って来たばかりということでバック・トゥ・ザ・フューチャーの盛り上がりについて話されていましたが、JUNETの開始も30年前、情報分野に関してはバック・トゥ・ザ・フューチャーにおいては100%実現されているということでした。やはり情報についてはインターネットの貢献度は計り知れないと思います。

最近のICTのトレンドキーワードは「クラウド」→「AI」→「ビッグデータ」→「IoT」

面白かったのは車からのビッグデータの収集方法やビッグデータが誰のものかという話でした。

インターネットが誕生した頃にも同じような問題があったのを思い出しました。オープンネットワークかそれとも独自のネットワークかということ。オープンであれば多くのメーカーの機器も入るので独自のネットワークで納入していたメーカーは独占できずにビジネス的にどうかということ。ユーザーにとっては選択肢が増え、安く高性能な機器を導入することができますし、これまで接続できなかった機器同士も接続可能になります。
ビッグデータも同じでハードウェアからソフトにシフトしただけでオープンであれば異なる分野でイノベーションが起きるはずです。既得権益を争う縦割り行政や大企業が独占すれば一部の人は莫大な利益をもたらしますが、多くの国民は何の利点もありません。

もうひとつの問題はビッグデータの活用時のセキュリティの問題。車のGPSの情報を収集する例を挙げられていましたが、マイナンバーも同じだと思います。
誰にどんなリターンがあってリスクがあるのかマスコミ任せで導入する国がきちんと説明しないということはあきらかに何か起きることを想定しての責任逃がれとしか思えません。(※すでに起きていますが…)

“リターンとリスク”を明確にしバランスを考える必要がありそうです。

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