PC保守はセキュリティとの戦い?

お客様のパソコンの環境を引き継ぐ場合、スムーズに移行できる場合もありますし、そうではない場合もあります。

時間のかかる要因の一つは”お客様の情報管理”です。

メールのアカウント情報(特にパスワード)が不明な場合、以前は、古いパソコンからパスワードも一緒に保存されるメールソフト(メーラー)もありましたので比較的簡単に移行できました。

最近のメーラーは、パスワードだけは入力しなければならなくないことが多く、不明な場合、メールを管理しているプロバイダやサーバー管理会社に問い合わせしたり、サーバー側のコントロールパネルからパスワードを取得したり、変更して設定することもあります。
アカウント情報を電話で問い合わせする場合は、対応していただけることもあれば、郵送でしか受け付けないこともあります。遠方のお客様のサポートでは苦労した経験もあります。

ハッカーではありませんが、やむを得ずパスワードを表示させるツール(PasswordEyeやSeePasswdなど)を利用することもありました。これは、あくまでも非常手段です。
ところが、パスワードを表示させるツールもメーラーの種類や環境によって利用できません。セキュリティも以前に比べ強化されていますね。

アカウントがWindowsのレジストリに登録してあるソフトなら直接エクスポートして新しいパソコンに取り込む方法もあります。移行する環境(メーラーの種類やバージョン)が同じ場合やバックアップ用として使えます。コマンド入力に慣れている方でしたら簡単です。(※ただし、レジストリを操作しますのでご自身の責任で行って下さい。)
メーラーの種類やバージョンが異なる場合はレジストリファイルを解析してください。エンコードされていますのでそう簡単ではありませんが…

最終手段としては実際に通信しているパケットを解析する方法があります。当方は、無料のネットワークプロトコルアナライザー「Wireshark」を使用しています。
メールサーバーに入る際に認証が必ず行われますのでその時にパスワードを送信します。古いパソコンでメーラーを起動し、該当のパケットを取得すればOKです。
しかし、この方法もすんなり行きません。というのも、メールも最近はSSL暗号化されていますのでたとえパケットを取得してもパスワードは見えません。
受信ポート番号を995から110に変更、暗号化しないプロトコルに変更し、送受信を行いパケットを取得すれば何とかなります。
※設定後、必ず995に戻すことを忘れないようにして下さい。

Wiresharkは以下のサイトからダウンロード可能です。
https://www.wireshark.org/download.html

まずは、お客様が重要な情報をしっかり管理していただければ保守側としては助かります。

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