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デジタル社会で失われるもの

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JUGEMテーマ:日記・一般

初めてCDを購入したとき、その技術に驚きました。
サイズも小さくなり、レコード針の交換がなく、何回聞いても音の劣化もない、気軽に品質の良い音楽が手に入るようになりました。一方、レコード収集家は、ジャケットの収集がなくなり、音響マニアも装置へのこだわりも薄れ、多くの方が努力して音楽を聴く機会が失なわれた気がします。
あれから30年(きみまろ?)、CDなどの音楽ソフトの売上が軟調になっているというニュースを聞きました。インターネットなどを通じた音楽配信の売上高が2014年にCDなどの音楽ソフトを上回ったということです。
インターネットはデジタルで表現できる物の物流を変えました。
初期の頃は文字や画像が主流でしたが、ネットの発達により音声や映像までスムーズに転送できるようになりました。ユーザーにとっては店舗に行く手間もなく瞬時に音楽や映像を購入することができ、売り切れという心配もありません。CDのように一旦規格が決まってしまうと変更しにくいメディアと異なり、固体でもなく、液体でも気体でもないデジタル信号ならハイレゾ音源のように規格についてもフレキシブルな対応が可能です。
音楽や映像については、サブスクリプションという期間に応じて対価を伴うサービスが主流になりつつあります。
ユーザーは手軽に多くの曲や映像を一時的に手に入れることができます。
レコード時代からレンタルや有線などのサービスはありましたが、インターネット上のサブスクリプションは誰もが利用できるものになるでしょう。気になるのは、手軽にコンテンツが手に入れば、レコードからCDに移行したときのように音楽や映像に対する興味がますます薄れてしまうかも知れません。

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